日本語翻訳版が悲しくて

今回の案件は、国際的な医療基金のニュースレターでした。

最初の下調べの段階で、日本の某社会福祉法人のHPに日本語翻訳版がモロ掲載されてるのを見つけたのですが、専門用語や固有名詞の調査が全然されてないようだったので、参考にはならないなぁと放置して作業を進めました。

翻訳作業が終わり、やっぱり気になったので(笑)、「あの」日本語翻訳版をゆっくり確認したところ、どうもスラスラ読めない・・。あまりにも原文の語順に忠実に、しかも短い文章の連続や重複もすべて原文どおりに訳出しているせいか、日本語の文章としての流れがブチブチ途切れてしまっています。それに、"this"なら「これは」といった具合に、これまた原文に忠実に訳出されているので、ときどき立ち止まって何を伝えたいのか考えなければなりません。こういう文章を読むのは、結構な苦痛だったりします。

専門分野で使う「ふつうの単語」にあてた訳語が適切でないことや、主語と述語がマッチしていないことも、読んでいて「あれ?」と引っかかる原因になりますね。

おまけに、中学か高校で習ったはずの割合初歩的な構文の解釈にもミスが散見され、文章の内容が矛盾してしまっています。こういう箇所は、原文を読んでいない人にはどうしても理解できないだろうなぁ・・。

せっかくの日本語版が、読みながらつっかかる、読み終わってもよくわからない、では悲しいですね。Webで公開する前に、流れるように読める理解しやすい文章になっていることを確認する誰かがいてくれたならと、他人事ながら。



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Kaho~☆

Author:Kaho~☆
フリーランス翻訳者
  (獣医・医薬分野/英日)
獣医学修士

学生バンド⇒ペットの獣医師⇒シンガポール植物園、国立博物館での日本語ガイド⇒PTA役員⇒翻訳などなど・・人生という航海の途中、情熱を注ぐ対象は変わってきましたが、いつも「今が一番」に思えます。精一杯の愛をこめて、今日も舟を漕いでいます。

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